アラフォー過ぎてもゲームは楽しい。

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【クリア後の評価・感想】ニューダンガンロンパV3はつまらなくない

こんちは、40男子です。
スパイクチュンソフトの人気シリーズ最新作「ニューダンガンロンパV3ぼくらのコロシアイ新学期」が発売されましたね。

私も発売日当日にPS4版をDL購入しまして、つい先日真実へとたどり着きました。

シリーズ初挑戦なので購入前に体験版を遊んでみましたが尖った内容の作品なのでもしかしたら積みゲーしちゃうかもなんて考えていましたが杞憂に終わりましたね。

実際に遊んでみると物語を進めるごとに次へ次へと引き込ませる怒涛の展開に飲み込まれてしまい真相に向かって一直線、疲れた体に鞭打って夢中になって遊んでいた自分がいます。

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もともとは私一人で推理して楽しんでいたのですが学級裁判中の展開の面白さに惹かれた嫁ちゃんや長男が途中から傍聴人として加わり、最後は次男までもが関心を持ちました。

我が家族は全員で学級裁判の行方を固唾を飲んで見守る異様な光景に包まれたのです。そんな本作の本作のワックワクでドッキドキな評価・感想をご覧ください、購入を考えている方の参考にもなればと思います。

ネタバレは極力控えていますが感想記事になりますのでネタバレと感じてしまう表現もあるかと思います。自己責任にて閲覧ください。

目次

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ニューダンガンロンパ・クリア後レビュー

プレイ時間は概ね32時間程で物語の真実へとたどり着く事が出来ました。

PS4のDL版で購入したのですが価格が6660円なので一時間あたり208円ですね。

ゲーム全般に言える事ですが最後まで遊び切ればどんなゲームもコスパは良いですよね。

途中から解禁されるカジノで結構な時間を費やしたのと、裁判中のフルボイスをキャンセル無しで聞いていたので早く解こうと思えばもっと時短は出来たと思います。

しかし声優さんの迫真の演技を早解きの為にキャンセルするのはもったいないので心行くまで楽しんでほしいです。

各章ごとの構成は日常パート・捜査パート・学級裁判の3つのパートから成り立っていますがプレイ時間はそれぞれ1:2:4くらいの比率で遊んでいました。

推理ゲームなのでやりこみ要素はあるものの50時間もあれば遊びつくす事が可能だと思います。

アクションゲームと違って物語を終えた時点で満足してしまう為、おまけ要素は存分に用意されていますが色んな意味でクリア後も長く遊べるゲームではないと思います。

しかし本編クリアまではお値段以上に濃密に楽しめる内容だと思います。

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トリック

推理ゲームなのでトリックは重要ですがゲームなのでプレイヤーを真相に上手に導ける思考の導線が引かれていなければ独り善がりな話しになってしまいゲームの面白味を半減させます。

その点、本作におけるトリックは非現実的であり現実で実行する事は不可能ではありますが、個性的な登場人物が議論を展開する事によってとんでもトリックを丁寧に解きほぐしてくれます。

巧妙に仕組まれたトリックを議論という形をとって解き明かしていく過程はブロック崩しで遊ぶような感覚で楽しむ事ができました。本作で実行された数々の殺害トリックは現実では実行不可能なトンデモトリックなのでリアル志向の方には不満が残るかもしれません。

2章や3章の殺害トリックは漫画で例えれば金田一少年やコナンくらいのフィクション感があるし4章に至っては完全なSFファンタジーです。

しかし本作は非現実的な世界観なのでこれくらくいぶっ飛んでいて実現不可能なトリックの方がかえって清々しく思えます。

ゲーム内トリックで重要なのは現実に置き換えて実行できるかでなくその世界の中での実行に説得力があるかという点であり、そういう意味では良くできたトリックの数々だと思えます。

そして推理ゲームの面白味とは解けない程に難解な謎を用意する事でなく、ゲームが如何にしてプレイヤーを真実に誘導するかだと思います。

本作品では魅力溢れる登場人物たちが上手に真実へとアシストしてくれますが光と闇の掛け合いが絶妙でプレイヤー感情をゆらゆらと揺さぶってくる神ったシナリオです。

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学級裁判

メインパートという事もありますが学級裁判パートはプレイ時間が長くなることが予想されますので時間のあるときに遊ぶのがベストだと思います。私は翌日、仕事があるのに遅くまで遊んでしまいました。

学級裁判は始まると続きが気になって中途半端にやめられないので時間に余裕をもって遊ぶべきと反省するほどに魅力的なシナリオ構成でした。

シナリオには大人を熱中させてくれるほど引き込まれますが、アクション要素については賛否が分かれるところだと思います。

殆どのミニゲームが雑な作りで面白みに欠けるます。

例えば、ノンストップ議論ではコトダマ当てるのが結構難しいんですよ。これが正しいコトダマと思っても外れてしまうと何週も同じ流れを繰り返さなければいけないのがどうにも大変です。

ノンストップ議論中の正解のセリフってちょっと意地悪な動きしますし、弾道も癖があるので当てるのが難しい。議論の流れ自体が面白いので2、3周ならまだ楽しめるけどそこを超えるとイライラしてきます。話が面白くて先に進めたいのにコトダマがあたらないのはしんどいです。

ブレインドライブなんてファミコン時代のマッハライダー等のかつてのファミコンレベルの出来で学級裁判の雰囲気もぶち壊しているし入れる必要があったのかなと疑問に思うレベルです。

UIも不親切でシナリオが進む毎に難易度が上がるのは理解できますが説明不足故の難しさには不満が残ります。

特に理論武装は酷い。最初は脱衣麻雀的要素もあって良いかなとも思いましたが後半になると説明されていないシンボルが出てきてどのタイミングで押せば正解なのか分からなくなります。

最後の方なんて適当にボタン押してるだけでクリア出来ましたが今でもどのタイミングでボタンを押すのか理解できていません。リズムゲー?としての面白さを放棄しています。

反論ショーダウンもチュートリアルあったけど何すれば良いか分からなくてひたすら切っていて、全然先に進めないので攻略サイトでルールを確認しました。これは自分の理解不足もあるのですなんとも言えませんが。

操作性も癖があって良いとは言えないですし、アクション要素を搭載するならもう少し商品としてしっかりしたものを作ってほしかったです。

ただし出来の良いミニゲームもあり進行とストーリーを盛り上げる議論スクラムはスピード感もあり操作も簡単、なにより裁判の方向性と理解を再確認するという意味ではよくできたミニゲームだと思います。

あと、クライマックス推理は見せ方が上手い。漫画形式で自分で解き明かしてきた事件を分かりやすく振り返る事ができるので謎解きのカタルシスを感じる事ができます。

一部のミニゲームに関しては説明不足故に何故かわからないけどクリアできました感が強く大きな不満が残りました。もっと丁寧にミニゲームを作ってくれたと思いました。

シナリオが素晴らしいだけにノンストップ議論の的当てや理論武装の理不尽なボタン連打が面倒になります。裁判中のミニゲームに進行を妨げられる感が苛立ちに変わり、やがて憤りを感じる事さえもあります。


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作中の過激な表現

推理ゲームという性質上、本作では数回に渡り殺人事件が起こります。

そして裁判に勝ち続ける事がゲーム上、目的になる為、学級裁判で負けたクロはおしおきを受ける事になります。

こういった殺害シーンやおしおきの描写を暴力的であったり痛々しく描く事は演出上仕方のない事だと思います。

仕方ないというより残酷な描写であればあるほどプレイヤーは主人公に心理状態を近づける事になりゲームによりのめり込む事が出来ます。

しかし下品すぎる下ネタは如何なものかもと思いました。

入間は下ネタキャラなので下品な発言はわかるけどちょっと下品すぎて苦手な方もいるんじゃないかと思いました。

私は家族で学級裁判を楽しんでいたので、所々挟まれる下ネタに違った意味でドキドキさせられました。

また入間以外のキャラも意外と下ネタに食い付いてくるのがちょっとなぁって。

夢野が下ネタ発言するのなんてキャラ崩壊も良いとこじゃないかと思いました。

下ネタを入れる必要性をあまり感じなかったので控えてくれても良かったのではと思います。

本作の感想

冒頭で述べた様に学級裁判の様子を家族全員がTVの前で見守る位に引き込まれる魅力あふれる作品でした。正直言ってここまで夢中になれるゲームとは思いませんでした。

一癖も二癖もある個性的な登場人物や独特の絵柄。異常で狂気に満ちた非日常的な世界観、絶望的に疑心暗鬼な尖ったストーリー。

林原めぐみさん山寺宏一さんをはじめ著名な声優陣の迫真の演技はプレイヤーを圧倒し世界にプレイヤーを引き込んでます。(モノクマだけは違和感ありますが…)

そして緊迫した展開を盛り上げる場面場面に合わせた完成度の高い音楽。

本作はエンターテイメントとしては優れていて魅力的な本当に素晴らしい作品です。しかしゲームである必要は無いとも思いました。

CGで学級裁判の様子を流しているだけでも楽しいんです、きっと。

事件について登場人物があーだこーだと議論を重ねる、それを傍から見ているだけで満足できる秀逸なシナリオなんです。クリア後も何回か繰り返して学級裁判を遊んだのですが裁判中の発言も誰が何を発言するかを観察してみると非常に面白いですね。

章ごとの真相を知った後にもう一度遊んでみるとクロの発言の狙いとかも考察できます。本当によくできたシナリオでエンタメ作品としては最高の傑作ですがゲームとしての部分ではもう少し丁寧に作ってほしかったなと思います。

ニューダンガンロンパは誰にでもオススメ出来ない割れたガラス破片のようなギザギザした作品です。

アクションゲームの様に敵をぶっ飛ばしていく物理的爽快感は得られませんが他では味わえない思考的爽快感を存分に堪能できます。論破の快感は病み付きになりますよ。

ニューダンガンロンパV3、こいつはつまらなくはないですよ。


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本作のラストについて(ネタバレ注意)

ここからはネタバレ要素強めなのでクリア後に読んでいただければと思います。

6章の学級裁判後半部分は無駄に長かったかなとも思います。たぶん6章の学級裁判だけで6時間以上かかったと思います。

その6章では作中のキャラが、自分たちがフィクションの存在であると認識するいわゆるメタ発言が出てきます。

西原たちがフィクションキャラだと認識するとかつてのシリーズのキャラクターたち(に扮した白銀つむぎ)が登場します。そしてコロシアイを見て楽しんでいる外界の人間達も存在することが明らかになります。

かつてのキャラたちはコロシアイはみんなに望まれていると訴えかけますが、先ほどまでプレイヤーの手にあった最原は(こんなゲームは)悪趣味だと言い放ち議論が巻き起こります。

見ている外界の人間というのは私たちプレイヤーを指しているわけでは無くあくまでゲーム内の外界の人間たちという事なのですが古参のファンには厳しい言葉を浴びせていたと思います。

私はシリーズ初挑戦だったのでかつて登場したキャラに思い入れも無かったので面白いラストだと思いました。これが古くから楽しんでいたら複雑な気持ちにさせられていた可能性もあるし、やっぱダンガン神ゲーだわって思っていたかもしれません。

ただこういう形のラストだった事で過去作品が気になってしまって過去作でも遊びたいなと思っています。キャラデザインも個性的だしセリフひとつとっても惹きつけられるものがあります。そしてなにより超高校級の絶望と闘ってみたいなと思える流れでしたね。

そう思うと今回の黒幕はちょっとキャラが弱いというか地味でしたね。江の島ようなの華は感じられなかったです。

あと少し話はそれますが作中で度々、放送されていたモノクマ劇場って誰に向けて放送していたのかが謎でしたよね。

クリアしてみれば、あれは外界に向けて放送していたんだなと6章を遊んで理解しました。

ちょっとうろ覚えだったんだけど朝と夜時間に始まる才囚学園放送部からの映像については登場キャラが言及していたけど、モノクマ劇場については言及していなかったような気がしていたんですよね。

だからアレなんなのかな?って思ってましたがクリアして謎が解けた感あります。それとタイトルにも伏線を隠しているとは恐れいったなと感服しました。

ラストで実行された黒幕とモノクマへのおしおきの最中、こちらに向かって手を振る二人は私たちへの決別を意味しているのでしょうか。

6章のタイトルが「さよならダンガンロンパ」なのも物語の終焉を告げている様で悲しく思います。

ダンガンロンパが世に登場して七年、ようやく出会った素晴らしいコンテンツとお別れするのは新規ファンとしては辛いです。

ダンガンロンパファンを翻弄したニューダンガンロンパV3、その続編を私は強く望みます。


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ダンガンロンパプレイ直後の感想
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