アラフォー過ぎてもゲームは楽しい。

ゲーム・漫画が大好きなアラフォー父さんのブログ

【生者の行進第1話】背後から迫る死の足音

幽霊より怖いのは人間…恐怖が背後から忍び寄るサスペンスホラー・生者の行進
f:id:yonjyoudansi:20180428200753j:plain

作品名:生者の行進
作者:みっちよ丸
連載期間:少年ジャンププラスにて2017年10月20日〜連載中(隔週金曜更新
単行本:1巻まで(2018年6月4日に2巻発売予定)

スポンサードリンク


第1話「死の足音」

人間と幽霊

f:id:yonjyoudansi:20180428153402j:plain

コンビニでアルバイトする高校生吉川泪(15)はその唇を見たときに心臓が止まりそうになった。

f:id:yonjyoudansi:20180428153340j:plain

絶対にそれと目を合わせてはいけないと…

f:id:yonjyoudansi:20180428153352j:plain

4年前に弟のトモキが交通事故で亡くなってから泪の視界には霊が写るようになった、しかし霊に恐怖を感じなかった。

霊は自分に干渉してこない、そこら中に生えている草と同じようなもの。

それよりも人間…生きた人間が怖かった。

f:id:yonjyoudansi:20180428153329j:plain

そんな泪でさえ「それ」は別格だった、「あの女子高生大丈夫だろうか?」一瞬心配したがj分には関係ないとバイトを終えて家路についた。

f:id:yonjyoudansi:20180428153318j:plain

死んだ弟のトモキは泪の部屋で膝を抱えて座り込んでいた。

トモキが死んで4年、母の時間はその時から止まっている。

泪は進路の相談をトモキに投げかけてみるも反応はない。いつもの事だ。

なぜ母さんのところでなく僕のトコに来るんだよ…弟が少し疎ましくなりそして眠りについた。

幼馴染

朝、登校する泪に女子高生が元気に挨拶する。

高岡まどか、泪の幼馴染だ。

いまでこそ、スタイルもよく可愛い顔をしているが、昔は大柄で乱暴、泪はまどかにいじめられていた。

まどかは放課後、駅前にできたカフェに遊びに行こうと泪を誘うがバイトがあると断った。

f:id:yonjyoudansi:20180428153310j:plain

どんなに断られても意に介さず執拗にカフェに誘うもことごとく断られる。

泪は自分をいじめていたまどかが苦手なのだ。

なんとか泪の気を引こうとまどかは昨晩のニュースを切り出した。

「女子高生メッタ刺し事件」

なにそれ?

ようやく話題にのってくれた泪にまどかは事件の詳細を饒舌に話す。

f:id:yonjyoudansi:20180428153436j:plain

そして最後にこう付け加えた。

事件現場が泪のバイト先の近くだったよ

警察

泪は何かの胸騒ぎを感じ事件をスマホで調べる。

あのコだ…!!

被害者はあの唇の化け物にとりつかれてた女子高生だった。

その時、コンビニの店長から連絡が入る。

「今日ちょっと早めに来てくれないか」

学校を終えバイト先のコンビニへ向かうと捜査一課の東雲(しののめ)という女刑事から事情聴取を受けた。

東雲に女子高生「小栗美弥」についていくつか質問をされるが、あたりさわりなく答えた。

f:id:yonjyoudansi:20180428153447j:plain

連れの刑事からカメラには特に怪しい人物はいないと報告を受ける。

泪は東雲に「その子、本当に殺されたんですか?」と尋ねると「殺人事件だといいましたよね。」と強く返される。

その様子を東雲は不審に思うも事情聴取を切り上げた。

「あの少年、怪しいな」東雲はつぶやいた。

連れの刑事はそうは思わず普通な感じだったと返した。

東雲は事情聴取を思い返し

「彼女は普通な感じでした」

彼女は」という事は普通じゃない誰かが他にいたのか?

誰か殺されたんですか?という的外れな質問…

f:id:yonjyoudansi:20180428153457j:plain

刑事の勘が泪に何かを感じていた。

思い出

その後、泪とカフェに行こう誘いに来たのかバイト先にまどかがやってきた。

まどかをみて泪は驚愕した。

唇のソレがまどかに取り憑いていたからだ。

f:id:yonjyoudansi:20180428153301j:plain

「後で家に行く、大事な話があるから、今日は寄り道しないでまっすぐ帰って」

泪がそう言うとまどかは

「事件の事、心配してくれているの?最初に騒いだのは私だけど―」

「頼む」

f:id:yonjyoudansi:20180428153510j:plain

真剣なまなざしの泪にまどかは頬を染めて分かったと答える。

そのやり取りをみていた店長は「あんな可愛い彼女いたのかいいなー」と冷やかすも泪は「彼女じゃなくて幼馴染」と答えた。

すると店長は続けて「あの子の目、間違いなくお前に惚れてるだろ」と泪をたしなめた。

f:id:yonjyoudansi:20180428153521j:plain

泪はちょっとだけまどかの事を想像して我に返った。

一方、まどかは部屋の掃除をしていた。

泪が部屋に来てくれるのは小学校の時以来かな…大事な話ってなんだろ?まどかは少し高揚しながら小学生の頃を思い出していた。

ブース!デーブ!!

f:id:yonjyoudansi:20180428153252j:plain

小学生の当時のまどかは今の姿からは想像もつかない程、ふくよかで同級生にからかわれていたのだ。

気は強くても女の子、同級生の心無い言葉に傷ついていた。

泪は特に優しい言葉をかけるでもなく、ただまっすぐな目で本心を淡々と話してくれた。

f:id:yonjyoudansi:20180428203534j:plain

f:id:yonjyoudansi:20180428203541j:plain

「あの時、私は泪に救われた」

それからまどかにとって泪を特別な存在に昇華させていた。

弟のトモキを連れて家に遊びに来たこともあった。

トモキがクマパンマンってTV番組を見たいって駄々をこねてそれで手作りクッキーを食べて…

f:id:yonjyoudansi:20180428153532j:plain

楽しい思い出だったが、その日から一月後にトモキは事故で無くなり泪も遊びに来なくなった。

告白

泪もまたまどかの家に遊びに行くのはトモキがなくなって以来だと自覚していた。

インターホンを鳴らし迎え入れてくれたまどかにはやはりあの唇のソレが憑いていた。

久しぶりに入ったまどかの部屋に少しドキドキした。

部屋を見渡すといくつかの写真が飾ってありまどかは数多くの友達と写っていた。

f:id:yonjyoudansi:20180428153242j:plain

やっぱり友達多いな…などと写真に目を配っていると異質の雰囲気のする写真が1枚。

写真を見つめる泪にまどかは「何勝手に見てるのよ?」とおどけた。

「話って何?」

つっけんどんな態度とは裏腹にまどかは少しだけ期待していたが泪の様子から告白はないなと悟った。

唇のソレに切り出せないでいる泪に「なに躊躇してるのよ」と促すまどか。

意を決して泪はまどかに悪霊が憑いていることを話した。そしてその悪霊が昨日殺された女子高生に憑いていた事も。

f:id:yonjyoudansi:20180428153234j:plain

あまりに突拍子もない話にまどかは笑い転げ、霊が見えるなら証拠をみせてと挑発した。

泪は先ほどの写真がいやな雰囲気がすることを挙げそこに写る女の子が生きているか尋ねた。

f:id:yonjyoudansi:20180428153225j:plain

するとまどかの顔はみるみると青ざめ「どうして?」と聞き返す。

写真の子が「笑っていられるのも不思議なくらい亡者に身体が侵食されている」と説明するとまどかは「弘美は生きているよ…でもお父さんが死んじゃったの海でおぼれて」「最初は弘美がおぼれたんだけどお父さんが命懸けで助けてくれたんだって」と返した。

そして「私の後ろに霊がいるのもマジなの?」まどかは聞き返した。

泪は写真の悪霊は関係ないと思うけどすごい嫌なヤツが見えるから注意しておこうと思って…とうつむきながら説明した。

そんな話をしているとまどかの兄、高岡浩二(19)が帰ってきた。

泪は浩二にいじめられていた事があり苦手だった。

f:id:yonjyoudansi:20180428153543j:plain

浩二はまどかに「泪が今の彼氏なのか?」と問い詰めると「そんなわけないじゃん」と答えた。

二人のやり取りをみて浩二が昔と何も変わってないと思った。

泪がまどかを遠ざけていたのは浩二の存在が大きい。

なんとなく居づらくなった泪は帰路についた。

唇の化け物

夜、まどかは眠りにつく頃に何か冷たい嫌な気配を感じると金縛りにあったかのように身体が動かなかった。

f:id:yonjyoudansi:20180428153554j:plain

あの唇の化け物がまどかの身体をなめずりまわっている…まどかは恐怖のせいか声が出ない…せまりくる化け物がまどかの顔に手をかけると―

気が付いたら朝になっていた。

まどかは無事だったが昨夜の出来事を泪に話した。

心の底からおびえるまどかに泪は大丈夫だよと声をかけた。

なんでそんなに悠長なの?と興奮気味に話すまどかに泪はこう答えた。

f:id:yonjyoudansi:20180428153604j:plain

「そいつが本気を出すまであと六日間の猶予がある。」

感想

ジャンププラスらしいサスペンスホラーですが理不尽ながらも説得力のある展開に思わず引き込まれてしまいます。

初回という事で登場人物の紹介がメインの内容ですが早くも恐怖が際立っていますね。

霊よりも人のほうが怖いと考えていた泪ですら恐怖を感じる悪霊。

その正体は生きた人間の呪いかもしれませんね。


生者の行進は隔週金曜、ジャンププラスにて公開されています。


スポンサードリンク