アラフォー過ぎてもゲームは楽しい。

ゲーム・漫画が大好きなアラフォー父さんのブログ

【生者の行進第15話】あと一日で...

幽霊より怖いのは人間…恐怖が背後から忍び寄るサスペンスホラー・生者の行進

f:id:yonjyoudansi:20181106110851j:plain

作品名:生者の行進
作者:みつちよ丸
連載期間:少年ジャンププラスにて2017年10月20日〜連載終了(完結)
単行本:全3巻(2018年11月2日3巻発売)

生者の行進14話はこちらからどうぞ
www.40-game-life.com

スポンサードリンク


第15話「あと一日」

f:id:yonjyoudansi:20190109072523j:plain

「家にいたけどそれが何か?」

「あつこが最後に母親と電話した時、友達の家に行くといってたそうだ...でも...」


二人の間に緊迫した空気が漂う。


「本当はお前と会ってたんじゃないのか?」

「ふっ..」瞬は微笑んでこう言った。

「ストレートに聞かないんだな?」.


f:id:yonjyoudansi:20190109072511j:plain

浩二は信じられない...親友がなぜそんな事をそんな想いが駆け巡り...

怒りでこぶしを握り締めながら「なんで人殺しなんかできるんだよ」と口にした。


しかし鮫島はあっけらかんとした表情で飄々と答える。

「なんで?なんとなくかな」

「別にあっ子ちゃんを殺すつもりはなかったけど勝手に部屋の中に入り込んでさ―」

「母さんがこう言ったんだよ。「そのくそ女を殺しなさい」って」

「ほら母さんて若い女が嫌いだから、わかるだろウチ親父が援交やってて―「瞬...おまえの

「おまえの両親はとっくに死んでるよな?」「お前が子供のころに」

「ハードな人生だよな?両親があんな死に方したらおれだって平気ではいられなかったと思う」

「でも俺たちは自分のやったことを誰かの責任にして良い年齢じゃねぇ」

「お前のやったことはお前の責任だ!俺がお前を警察に連れて行く」

鬼の形相で鮫島を睨みつけると、鮫島は冷淡な目つきで浩二に問いかけた。

「いつから気付いていた?知っているだろ?あつこだけじゃないってこと...」

浩二は先日、ラグビー部の三人が家に遊びに来た時のことを振り返って説明した。

「あの時、おまえは(水戸)則夫の事を気をつけろって言ってたが―」

「違和感があったんだ。あの日の前の晩に彼女(せいな)と話をしていて隣町で殺された女子高生があつこの友達だって聞いて」

f:id:yonjyoudansi:20190109072500j:plain

「知り合いの女子高生が殺されたっていうのにずいぶん平気な顔しているじゃねえか」

「全国的なニュースになってるのによう」

「それなのにまどかの事は心配しているようなそぶりをみせ、何かあったら則夫が疑われるように仕向けている」


「その様子を見て俺は思ったんだ...普段見ている気のいいお前は本当の姿ではないんじゃないかって」

「お前はずっと裏の顔を隠してきたんじゃないかって」

浩二の言葉を聞いた鮫島は表情をこわばらせてそして―

f:id:yonjyoudansi:20190109072438j:plain

「浩二、お前ほんとにすごいな」

「小栗美弥の時なんてその辺のおんなひっかけて嘘のアリバイ証言させたら警察はあっさり引いたのに」

「お前の野生の勘はすげえ...だが俺への理解はまだズレているかな」

「俺に言わせればなんで人殺し位できないの?だわ。」

「俺は一般人の感情なんて理解できない」と前置きしたうえで浩二に語り始めた。


「おれが一般人の感情を理解できないのは家族がいないからなんじゃないのかなって」

「そう思って浩二、お前を観察してみたら優しい両親と可愛い妹...お前んちってほんと理想的な家族だよな」

「そしたらさ...こう思えてきたんだよ」

「こんな理想的な家族にある日突然悲劇的な出来事が起きたらどんな壊れ方するんだろうって」

鮫島の表情は明るく饒舌だ。

「このうち一人が最悪な死に方したら家族は...浩二はどんな表情するだろうって」

「そう考えたらワクワクして...好奇心が抑えられなくなってさぁ」

昂ぶり狂気の笑みを浮かべる鮫島。

怒りに打ち震える浩二。

「このくそ野郎が!!」

鮫島は冷静な表情にもどるとまじまじと浩二を見つめた。

「そりゃあ俺だって殺しが悪いってことくらいわかっているよ?」

「でも一度きりの人生だもん、はめを外したくなるじゃん?」

「だから「本番」で失敗しないようにいっぱい練習しておこうと思って」

「一週間に一人づつ殺してみることにしたんだ...どうやったら苦しく屈辱的に殺せるかを試しながらね」

f:id:yonjyoudansi:20190109072427j:plain

「ぶっころしてやるっ...!!!!!!!」

言葉にならないほどの怒号をあげて浩二が鮫島に拳を振り上げる。


しかし―

f:id:yonjyoudansi:20190109072413j:plain



「お前みたいなゴリラ相手に」



f:id:yonjyoudansi:20190109072401j:plain


「きーめた」

冷酷な目...ゆるんだ口元。

狂気の表情の鮫島は何度も何度も浩二に鉄パイプを叩きつけた。

「お前にはまどかをおびきだす餌になってもらうよ」






あと一日―

f:id:yonjyoudansi:20190109072344j:plain

「えっ」目を覚ました泪は思わぬ状況に困惑していたが昨晩の事を思い出した。

(そうだ悪夢にうなされないようにって映画をレンタルしてそのまま明け方に寝落ちしたんだった)

(今何時だ?三時?午前?午後かっ!)

寝すぎたか...カウントダウンはあと一日。

「まどか、起きて寝すぎた」

もし犯人が水戸則夫とは別人だったら―

f:id:yonjyoudansi:20190109072332j:plain


インタホーンが何度も鳴り響いた―

16話はこちらからどうぞ
www.40-game-life.com

感想

鮫島が完全なるサイコパスでしたね。

色々とみていると鮫島は粗がありすぎで、いずれは警察にもつかまりそうなほど無計画な殺人ですが自分は捕まってでも浩二がくずれたらそれでよいって感じで犯行を企てているように思えますね。

この狂気こそが霊よりも恐ろしい人間の力、本質。

狂気の鮫島に泪がどう立ち向かうのか、物語はクライマックスに突入ですね。

16話も楽しみです。

www.40-game-life.com