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【生者の行進第3話】女刑事との取引

幽霊より怖いのは人間…恐怖が背後から忍び寄るサスペンスホラー・生者の行進
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作品名:生者の行進
作者:みっちよ丸
連載期間:少年ジャンププラスにて2017年10月20日〜連載中(隔週金曜更新
単行本:1巻まで(2018年6月4日に2巻発売予定)

生者の行進2話はこちらからどうぞ
www.40-game-life.com

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第3話「取引」

姉妹

―10年前―

川沿いの土手を2人の女性がランニングしていた。

一人は東雲亜希、17歳の女子高生だ。そして亜希の後方から息を切らしながらも追いかけるのは姉の東雲亜湖。

「きゅーけーしよっ」

亜湖はぜぇぜぇと息を切らしながら亜希にお願いした。

「アキちゃんエラいね。いつもこんなに早く走っているの!?」

「まぁ一応陸上部だし。普通だよこれくらい」

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「いいでしょ社会人。次の大会で優勝したらアキちゃんにも買ってあげる」

「何を?」

「あたらしいウェア」

「いらないよ私は」

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何気ない会話からも二人の仲の良さが伺えた。

休憩を切り上げて走る亜希に亜湖はもう少し休憩してからとベンチに腰掛けた。

「なんか靴ずれしちゃって痛いし」

と言い訳がましく弁解すると亜希はポケットから絆創膏を手渡して「先に行ってるね」と駆けていった。

先に家に戻った亜希はリビングでくつろぐも亜湖が中々帰ってこないを不思議に思った。

その時、「警察から電話があってお姉ちゃんが…」と青ざめた顔をした母親が駆け寄ってきた。

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取引

小栗美弥の想像以上の最期の光景に泪は疲弊した。

公園に座り込み一息つく泪の顔を覗き込み「吉川泪くん」と女性がはなしかけた。

東雲亜希…小栗美弥の事件を担当している女性刑事だ。

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「事件についてもう一度話を聞きたい」と東雲は泪をファミレスに誘った。

「こんなところでいいんですか?取調室じゃなくて。」

不安に思う泪に東雲は「今日は非番だから」「個人的な趣味で君の後を尾行していた」と打ち明けた。

今日ずっと尾行されていた事に引き気味の泪に東雲は話をつづけた。

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「あそこで一体何を見ていた?」

東雲の質問は核心を突いていたが泪は東雲を信用していいのかと戸惑った。

そんな泪の雰囲気を察した東雲が事件に関する見解を話して見せた。

「私はこの事件の犯人には余罪があると読んでいる、恐らく被害者はあの女子高生だけじゃない」

「4〜5人は犠牲になっている可能性がある」

そんなに…青ざめる泪。

「私はどんな手をつかってでもこの事件の犯人を捕まえたい」

必死の形相の東雲に「それは…あなたの後ろにいる女性の霊とかんけいありますか?」と泪が問いかける。

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どうしてそのことを!?—驚く東雲に泪は畳みかける。

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この人が信用できるかどうかなんて関係ない。なりふり構っていられないのはこっちも一緒なんだ。

死に際

泪は東雲に自分が霊を見ることができると明かした。

そして路地裏で小栗美弥の霊を会ってきたことも、彼女の最期があまりにも凄惨だったことも話した。

泪は犯人か警察関係者でなければ知りえないような事件の詳細を東雲に語った。

「犯行時間の君のアリバイは?」

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東雲は「どんな手を使ってでも逮捕したい。私が手の内を明かしたから君は私に取引したいと言ったんだな」と泪の心中を悟った。

(この人、かなり頭の回転が速い)そう思うと泪は「はい」と頷いた。

「次に狙われるのは私の友人かもしれないんです。」「情報を提供する代わりに彼女のことを守ってほしい」

「そんなこともわかるのか?」東雲はちょっと驚いてどうやって守ろうか考えた。

「僕のことはしんじてもらえるんですか?」

不安げに尋ねた泪に「さっき見た私の背後にいる霊…彼女は10年前に通り魔に殺された私の姉だ。」と明かす。

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そして犯人は既に逮捕された事を告げ、中でも姉が自分の事をアキちゃんと呼んでいた事は親しい人のみが知る事実だと明かした。

以上の事柄から君は信用に足る情報提供者だと取引は成立した。


犯人逮捕が東雲の生きる目標。

「もし邪魔をしたり嘘をついたらたとえ君が子供でも許さない」

泪は悟った。

東雲もまた自分と同じように大切な人を失い心に空いた穴を埋めようと必死にもがいているのだと。

「わかりました」

泪はまっすぐな目で協力を誓った。

悪夢

泪はまどかに東雲という刑事が護衛に付いてくれる事を説明した。

(あの後、刑事さんにあってたんだ。)

(前にみかけた警察の人、二人いたけどどっちだろう。女刑事さんはかなり美人だったな…泪はああいう人が好みなのかな。)

色々な思いが駆け巡りやがて睡魔に襲われて眠りにつくと再び悪夢がまどかをおそう。

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気づけばまどかは服をまとわぬ姿であの唇の化け物が身体を嘗め回していた...

感想

霊よりも人間の狂気が恐ろしい。

たとえ正義であっても鬼気迫る東雲の決意には身の気もよだつ恐ろしい感情が込められていますね。

恐ろしい悪意に泪や東雲はどう立ち向かうのか目が離せません。

この物語は限られた日数の中で進行していくので一日あたりの密度が濃く話の構成がしっかりしているので無駄な情報がほとんどありません。

作中の一語一句、あらゆる演出に謎を解くヒントが隠されていると思うと一コマ一コマに目が離せません。

単行本は現在1巻が発売中(1〜6話収録)、2巻は6月4日に発売予定です。

生者の行進は隔週金曜にジャンププラスで公開されています。

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